「暑い」と「熱い」の違い

「とにかく暑い」や「暑い夏」、「熱いものが込み上げる」、「熱いお茶」など、日常生活の中で、「暑い」や「熱い」という言葉は数えきれないくらい使ってきたと思います。どちらも「あつい」と読む同音異義語で、その意味は感覚的に理解されていると思いますが、一方で言葉で説明するとなると意外に難しいのではないでしょうか?

ここでは、身近な用語である「暑い」と「熱い」について、その意味や用法、違いを簡単にまとめてみました。

「暑い」の意味と用法

暑いは、気温が著しく高いことをいいます。これは、「熱い」とは同源で、通常、晩春から早秋にかけて、環境面において、気温が不快に感じられるほど高い場合に用いられます。また、暑いの反対語は、「寒い(さむい)」です。

<暑いの用例>

・今年の夏は異常に暑いので、熱中症に注意
・暦の上では秋とはいえ、一年のうちで最も暑い時期
・毎日、暑い日が続いて、少し夏バテ気味ではないですか

「熱い」の意味と用法

熱いは、温度が著しく高く感じられることや、感情・関心等が高まった状態であることをいいます。これは、「暑い」とは同源で、通常、体やモノなど何らかの物体の温度が著しく高い場合や、感情・関心・熱意・程度等が高まった状態を比喩的に表現する場合に用いられます。

<熱いの用例>

・風邪をひいて、熱が出て体が熱い
・胸が熱くなるシーンが何度もあった
・気分転換に淹れたての熱いコーヒーを飲む

「暑い」と「熱い」の違い

最後に「暑い」と「熱い」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

◎「暑い」は、気温が著しく高い場合に用いるのに対して、「熱い」は、体やモノなど何らかの物体の温度が著しく高い場合に用いる。

◎「暑い」は、状況を表し、比喩的に用いられることはないのに対して、「熱い」は、感情や関心、熱意、程度などが高まった状態を比喩的に表現する場合にも用いられる。