セシウム134

【英語名:Caesiom-134、分類:原子力】

セシウム134は、「134Cs」とも表記され、原子番号55のアルカリ金属元素であるセシウム(Cs)の同位体の一つで、人工放射性核種をいいます。これは、半減期が約2.06年で、ベータ線ガンマ線を放出して、安定的なバリウム134(134Ba)となります。また、人体への影響面では、体内摂取時のベータ線による内部被ばくが問題となります。

一般にセシウム134は、天然にはほとんど存在しない人工放射性同位体であり、大半は原子炉や使用済み核燃料などで生成・放出され(主に安定同位体のセシウム133の中性子捕獲により生成)、日本では2011年3月の福島第1原発事故でも放出され、その名が注目されました。また、原子力発電所などからの液体廃棄物中にも含まれており、河川や海の魚類、海藻等で濃縮されるため、環境評価の対象核種となっています。

なお、放射性セシウムという言葉もよく使われますが、これはセシウムの放射性同位体の総称をいい、代表的なものには「セシウム134」や「セシウム137」などがあります。

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