半減期

【読み方:はんげんき、分類:原子力】

半減期は、放射性物質放射線を出す能力(放射能)が元の半分になるまでの時間(期間)をいいます。通常、放射性物質の原子は、不安定な性質を持ち、アルファ線ベータ線ガンマ線などの放射線を出しながら別の安定性の高い原子へと変化していきます(本現象を「原子核崩壊」という)。また、この過程で放出されるのが放射線であり、一方で放射性物質の放射能も時間と共に減衰していき、一定の時間で放射能が半分になるように減衰していきます。

<放射性物質の半減期の具体例>

・ロジウム106・・・29.8秒
ヨウ素131・・・8.0日
ストロンチウム90・・・28.8年
セシウム137・・・30.1年
・ラジウム226・・・1600年
・プルトニウム239・・・2万4千年
・ウラン238・・・45億年

一般に半減期で注意すべきことは、半減期の2倍の時間が経過しても放射能はゼロにはならず、半分になったものがさらに半分(最初の4分の1)になるには、やはり同じだけの半減期を必要とします。すなわち、半減期毎に半分になる現象が繰り返されて、半減期の10倍の時間が経って、やっと最初の約1千分の1になります。また、放射性物質の崩壊の仕方には、それぞれ特有の規則性があり、秒単位の一瞬から数日単位の短期間、さらに何十億年と半永久的な年数まで大きなバラツキがあります。

ちなみに、原発事故などで放射能漏れが起った場合、半減期の短いものは、その時点で急激に大きなエネルギーを放出して人体等に大きな影響を与え、また半減期の長いものは、いつまでも汚染地域の環境に悪影響を与え続けます。このような深刻な影響があることから、原子力には常に大きなリスクが付きまとうことになります。

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