セシウム137

【英語名:Caesiom-137、分類:原子力】

セシウム137は、「137Cs」とも表記され、原子番号55のアルカリ金属元素であるセシウム(Cs)の同位体の一つで、人工放射性核種をいいます。これは、半減期が約30.1年で、ベータ崩壊(ベータ線を放射)して約94.4%がバリウム137m(137mBa)となり、さらにガンマ崩壊(ガンマ線を放射)して安定的なバイウム137(137Ba)となります。現在、環境中に存在しているセシウム137の多くは、過去の核実験や核事故で放出されたものであり、日本では2011年3月の福島第1原発事故でも放出され、その名が注目されました。

一般にセシウム137は、水溶性の有毒物質であり、生体内での振る舞いはカリウムやルビジウムに似ており、生体内に入ると体中に分配され、特にベータ線による内部被ばくが問題となります。なお、放射性セシウムという言葉もよく使われますが、これはセシウムの放射性同位体の総称をいい、代表的なものには「セシウム134」や「セシウム137」などがあります。

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