内陸型地震

【読み方:ないりくがたじしん、分類:地震】

内陸型地震は、「直下型地震」とも呼ばれ、内陸部にある活断層や岩盤等で発生する震源の比較的浅い地震をいいます。これには、地表面近くの岩盤が破壊されることによる地震(地表に破壊面が現れる活断層による地震)と、陸のプレートと海のプレートが接し、せめぎあう境界付近で岩盤が破壊されて起こる地震の2つのタイプがあります。

一般に内陸型地震は、海溝型地震と比べて規模が小さく、また被害範囲も20~30km程度と予想される一方で、震源が浅い場合は大きな被害をもたらすことになります。例えば、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震など、人の住む土地の真下で発生する地震は、想像以上に大きな被害をもたらします。なお、このタイプの地震を事前に予知することは、ほとんどできません。

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