余震

【読み方:よしん、分類:地震】

余震は、比較的大きな地震が発生した場合、一番大きな本震の発生直後からある期間、本震の震源域やその付近で発生する本震より小さな地震をいいます。また、余震の起きる場所を「余震域」と言い、通常、本震発生後から1日程度までの余震域は本震で破壊された領域(震源域)と概ね一致しますが、その後は余震域が段々と広がっていきます。

一般に余震が発生する原因として、本震の発生により岩石が不安定な状態になり、それを解消するために余震が発生すると考えられています。

<余震の主な特徴>

・余震の数は本震直後に多く、時間と共に次第に少なくなっていく
・規模が大きな余震は少なく、規模が小さな余震は多く発生する
・最大余震のマグニチュードは、一般的には本震のマグニチュードより1程度小さくなる
・大きな余震は、余震域の端とその周辺で起きやすい傾向がある
・大きな余震による揺れは、場所によっては本震の揺れと同程度になることがある

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