遠地津波

【読み方:えんちつなみ、分類:津波】

遠地津波は、日本の沿岸(一部地域を除く)から600キロメートル以遠に発生した地震による津波をいいます。これは、その地点で地震波動を感じないような遠方の地震による津波であり、1960年5月24日に日本の三陸沿岸を襲って大きな被害を与えた「チリ津波」が一つの典型例として挙げられます。

現在、遠地津波の予報は、太平洋津波警報センターPTWC、米ハワイ)と協力して、気象庁が行っています。また、気象庁では、国際協力として、2001年1月15日から「日本海における津波に関する情報」、 2005年3月28日(2006年2月1日)からカムチャッカからパプアニューギニアに至る北西太平洋域に「北西太平洋津波情報」、2005年3月31日からインド洋沿岸諸国に対して「津波監視情報」の提供を行っています。

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