モニタリングポスト

【読み方:もにたりんぐぽすと、分類:原子力】

モニタリングポストは、原子力発電所などの周辺で、電力会社などが設置する、放射線モニタリングを行うための設備(装置)をいいます。これは、空気中の放射線を監視するための装置であり、通常、放射線量率の測定は、ガンマ線を対象に行われ、検出器としてガンマ線に感度のよい蛍光作用を利用した「シンチレーション検出器」や電離作用を利用した「電離箱式検出器」などがよく用いられます(一部の地域では、中性子線の検出も行っている)。

一般にモニタリングポストの測定器は、平常時の放射線レベルから緊急事態全般に渡る広範囲の放射線の変動を欠かすことなく、連続測定監視ができるようになっています。なお、法令では、年間の放射線量は1ミリシーベルトを超えてはならないと定められています。

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