放射線モニタリング

【読み方:ほうしゃせんもにたりんぐ、分類:原子力】

放射線モニタリングは、放射線放射能を定期的または連続的に監視・測定することをいいます。これは、原子力発電所などの原子力施設、放射線・放射能を扱う施設などの作業場所、その周辺の環境において、放射線業務従事者や周辺住民が不必要な放射線を被ばくしないように、放射線や放射能の測定を行うことです。また、原子力発電所の周辺環境において、その発電所からの影響を監視するため、モニタリングステーションなどの連続監視施設を設けたり、環境試料中の放射能濃度などを測定し、監視することを「環境放射線モニタリング」とも言います。

一般に原子力発電所などでは、放射線モニタリングを専門的に実施する部門が設けられており、作業環境などが不安全な状況にあると判断した場合は、運転計画の変更や作業手順の変更などを指示・指導する体制を整えています。

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