燃料集合体

【読み方:ねんりょうしゅうごうたい、分類:原子力】

燃料集合体は、原子力発電において、原子炉に使用される状態に加工された燃料をいいます。これは、ウラン燃料(ペレット)が充填された燃料棒を等間隔に束ね、熱を効率良く取り出すと共に、原子炉への装荷及び取出しに際して、バラバラにならずに一体となって取扱い易い構造となっています。

沸騰水型原子炉(BWR)用の燃料集合体

燃料棒を正方格子状に配列し、全長は約4.5m、燃料の有効長は約3.7mで、燃料棒は長さ方向に適当な間隔で配置されたスペーサーにより支えられている。また、燃料棒には、外径約11mm、長さ約11mmのペレットが封入。

加圧水型原子炉(PWR)用の燃料集合体

燃料棒を正方格子状に配列し、全長は約4.1m、燃料の有効長は約3.7mで、燃料棒は長さ方向に適当な間隔で配置されたスペーサーにより支えられている。また、燃料棒には、外径約8mm、長さ約14mmのペレットが封入。

防災用語集の分類タグ

防災用語集の索引