東日本大震災
東日本大震災は、2011年3月11日(金)に発生した、三陸沖(太平洋)を震源とするマグニチュード9.0の「東北地方太平洋沖地震」とそれに伴って発生した大津波、及びその後の余震により引き起こされた大規模地震災害のことをいいます。
当時、東北地方を中心に東日本全域に甚大な被害をもたらし、全世界に衝撃を与えました。
特に東北地方の沿岸部の市街地を襲った大津波は想定外の被害をもたらし、さらに地震と津波による被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所では、全電源を喪失して原子炉を冷却できなくなり、水素爆発を起こすと共に、大量の放射性物質を放出しました(レベル7の重大な原子力事故に発展)。
東日本大震災の概要
東日本大震災は、東北地方太平洋沖地震により発生した想定外の大規模地震災害のことをいいます。
大震災の原因となった東北地方太平洋沖地震は、西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型、および太平洋プレートと北アメリカプレート境界域(日本海溝付近)における海溝型地震で、また日本国内の観測史上最大かつ世界第4位(1900年以降)の巨大地震であることが判明しました。
発生日 | 2011年(平成23年)3月11日 14時46分 |
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地震 | 東北地方太平洋沖地震 |
震源 | 三陸沖(深さ:24km) |
規模 | マグニチュード 9.0、最大震度 7 |
複合災害 | 大地震、大津波、火災、深刻な原子力事故 |
死者/不明者 | 15,900人/2,523人 ※2021年3月1日時点 |
全半壊家屋 | 404,934棟(住家被害) |
焼失家屋 | 330件 |
東日本大震災の復興
当時、民主党政権の菅直人首相が震災後、復興対策の組織を次々と作る一方で、挙党態勢を築かずに一部の人だけで対応し、また官僚組織を全く使いこなせなかったため、東日本大震災の復興が大幅に遅れることになりました。
担当政権 | 菅直人内閣 |
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復興組織 | 復興構想会議(提言) 復興対策本部 → 復興庁(復興) |
復興費用 | 35兆円超 ※復興関連予算(2019年度まで) |
復興街作り | 震災復興土地区画整理 防災集団移転促進 他 |