地すべり

【読み方:じすべり、分類:気象】

地すべり(地滑り)は、斜面の一部または全部が重力によって斜面下方に移動する現象をいいます。これは、傾斜地の地表面を構成する土・砂・岩石等がすべり動くもので、通常、降雨や融雪による地下水の上昇、地震や火山活動による斜面形状の変化、あるいは人為的な斜面改変などをきっかけに、斜面が不安定化して発生します。(地形や地質、地質構造、降雨、人為などの要因が組み合わさって発生)

一般に日本においては、地質的に脆弱であることに加え、梅雨台風などの豪雨により、毎年各地で地すべりが発生しています。現在、その対策については、大きく分けて、元となる要因自身を低減あるいは除去することを目的とした「抑制工」と、構造物で防ぐことにより安定化を図る「抑止工」の二つがあります。

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