岩漿/マグマ

【読み方:がんしょう、英語名:magma、分類:火山】

岩漿は、「マグマ」とも呼ばれ、地下に蓄えられた、極めて高温の流動性を有する岩石溶融体をいいます。これは、岩石成分と揮発性成分(主に水)で構成され、岩石部分の大部分はケイ酸塩溶融物で、また主な構成元素は、酸素やケイ素、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、カリウムなどからなります。

一般にケイ素の量は、岩漿の流動性や噴火のタイプを左右し、ケイ素が少なく流動性の高いものが「玄武岩質岩漿」で、主に溶岩流として噴出します。また、ケイ素の含有量が増えるにつれて「安山岩質岩漿」「デイサイト質岩漿」「流紋岩質岩漿」と呼称が変わり、また流動性が悪くなり、爆発性が高まります。なお、火口からの噴出温度は、玄武岩質岩漿が1200度前後、流紋岩質岩漿が900度前後とのことです。

防災用語集の分類タグ

防災用語集の索引