P波

【英語名:Primary wave、分類:地震】

P波は、「粗密波(Compressional wave)」とも呼ばれ、固体・液体・気体を伝わる、進行方向に平行に振動する弾性波をいいます。これは、地震波においては、速度が岩盤中で5~7km/秒で、地震発生時に最初に到達するもので、初期微動を起こします。また、P波に対して、進行方向と直角に振動する弾性波を「S波」と言います。

一般にP波とS波の到達には「初期微動継続時間」と呼ばれる時間差があり、緊急地震速報は、この時間差を利用し、P波を地震計が感知した時点で高速コンピュータが地震規模や到達範囲を推定し、大きな地震が伝わる可能性がある地域に対して「気象庁が警報を発する仕組み」となっています。

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