原子力災害対策本部

【読み方:げんしりょくさいがいたいさくほんぶ、分類:原子力】

原子力災害対策本部は、原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力関連施設で事故などが起った時に、内閣府に設置される臨時の本部をいいます。これは、内閣総理大臣が原子力緊急事態宣言を発令した時は、当該原子力緊急事態に係る緊急事態応急対策を総合的見地から迅速かつ適切に推進するため、閣議にかけて、臨時に内閣府に必ず設置されます。また、本対策本部では、内閣総理大臣(首相)が本部長、内閣官房長官、環境大臣及び原子力規制委員会委員長等が副本部長になるほか、関係閣僚がメンバーとなります。

なお、原子力災害対策本部は、2011年3月の東日本大震災による福島第1原発事故で初めて設置され、基準値超えの放射性物質が測定された農産物の出荷制限や計画的避難区域内の住民対応などに関与してきました。

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