S波

【英語名:Secondary wave、分類:地震】

S波は、「ねじれ波(Shear wave)」とも呼ばれ、固体を伝わる、進行方向と直角に振動する弾性波をいいます。これは、地震波においては、速度が岩盤中で3~4km/秒で、初期微動を起こすP波に続いて到達し、主要動と呼ばれる大きな揺れを起こします。

一般にP波とS波の到達には「初期微動継続時間」と呼ばれる時間差があり、緊急地震速報は、この時間差を利用し、P波を地震計が感知した時点で高速コンピュータが地震規模や到達範囲を推定し、大きな地震が伝わる可能性がある地域に対して「気象庁が警報を発する仕組み」となっています。

防災用語集の分類タグ

防災用語集の索引